話題の本『 チェッカーズの音楽とその時代』に関する考察とPeriodの向こう
先日発売されたスージー鈴木さんによる『チェッカーズの音楽とその時代』に関して、発売直後にここが~~~って反論するのもなあ…という思いもあり、前回の記事では評論についてはなんとも言えないって濁した部分もありました。ちょっと時間も経ったことだしせっかくだから濁した部分、すなわちこの本に対する疑問点を書いておきます。あんまこう…気持ちの良いことではない部分もあるので読み飛ばしてくださっても構いません。ただ、後半(最後にの部分)はできれば読んでいただきたいな~~~!と思うので、、一応目次を置いておくのでそちらからでも飛んでみてください。
- 疑問①参考文献と引用箇所について
- 疑問②チェッカーズは80年代のバンドだったのか?
- 疑問③この本の対象読者は誰か?
- 素敵① 本の在り方とそれに対する皆さんの反応
- 素敵②公平な量の解説
- 最後にーチェッカーズのファンの方へ。
疑問①参考文献と引用箇所について
本書の参考文献は以下のリストでした。
参考文献 207pより引用
『THE CHECKERS SEVEN』(ソニー・マガジンズ)
チェッカーズ『もっと!チェッカーズ』(扶桑社)
高杢禎彦『チェッカーズ』(新潮社)
売野雅勇『砂の果実 80年代歌謡曲黄金時代疾走の日々』(朝日新聞出版)
『Complete The Checkers』(ソニー・マガジンズ)
秋山計画『Checkers in Tan Tan たぬき(高級本格本2)』(扶桑社)
速水健朗・円堂都司昭・栗原裕一郎・大山くまお・成松哲『バンド臨終図鑑』
『ロングロードーチェッカーズ全詩集』(学研)
スージー鈴木『1984年の歌謡曲』(イーストプレス)
スージー鈴木『イントロの法則 80’s 沢田研二から大瀧詠一まで』(文芸春秋)
下2冊はスージーさんご自身の本なので完全に参照程度で用いられているかと思うので実質8冊。
で、直接引用がある本に関しては以下の通りです。
参考文献名 | 引用回数 | 詳細 |
高杢禎彦『チェッカーズ』(新潮社) | 3 | ①P13、14 『ギザギザハートの子守歌』 ②P73『WANDERER』 ③P79『Blue Rain』 |
売野雅勇『砂の果実 80年代歌謡曲黄金時代疾走の日々』 (朝日新聞出版) | 2 | ①P18『涙のリクエスト』 ②P29、30『星屑のステージ』 |
『Complete The Checkers』 (ソニー・マガジンズ) | 5 | ①P45『HEART of RAINBOW 愛の虹を渡って』藤井郁弥の言葉(PATi・PATi85年9月号からの引用表記) ②P70『I Love you, SAYONARA』大土井裕二の言葉(PATi・PATi87年6月号からの引用表記) ③P74『WANDERER』 鶴久政治の言葉(PATi・PATi増刊STYLE②87年7月からの引用表記) ④P102『Cherie』鶴久政治の言葉(PATi・PATi89年8月号からの引用表記) ⑤P141『夜明けのブレス』鶴久政治の言葉(PATi・PATi増刊STYLE90年12月からの引用表記) |
抜けているところがあればお知らせいただきますとありがたいです…
※あとなぜか参考文献には表記されていませんでしたが、P27では売野さんの、P138 ではフミヤさんのウェブインタビューが引用されています。ウェブ記事でもちゃんと引用表記しないといけないのでは…?論文じゃないからいいのかな
参考文献8冊って大学生の期末レポートにしては多いけど卒業論文にしては全然少ない量かなと思います。そこ比べんなwって話だけど笑、…もしかしてこれぐらいの資料でも出版OKなら私でも本出せるのではと思いました反省します。
でもすごい分かるんですよ、チェッカーズに関して私もなんかかきたいなーって思った時に資料探すことから始めたのですが、あんまりないんですよね。頑張れば当時の雑誌とか会報とか探せるだろうけど音楽的内容が載ってるかは確証が持てなくって…時間も費用も限られてるから無限にコレクトする訳にもいかずっていう。
資料自体はきっとたくさんあるんだろうけどその詳細が割と謎に包まれてるので、相当情熱を持ってないと手を出しづらいってのもあるかと思います。当時の会報こんなんでしたよ~ってことご存知の方シェアしていただけたら…
そんな中で、唯一の救いが音楽的内容にかなりフォーカスされてることが明確だったTHE CHECKERS PATi▷PATi FILE 1984-1992。本書でも引用されていますが、私が不思議に思ったのはその引用箇所です。
まず、あの本はすべてのメンバーのインタビューがたっぷり入っているのに、引用されたのはフミヤさん、ユージさん、マサハルさんの3人のみ。作曲面で相当な貢献があった尚之さん、リーダー武内さんの言葉がないの、音楽評論としては疑問を覚えます。あとクロベエのドラムめっちゃほめてたのにインタビュー引用しないの…?って思ったかな。モクさんの言葉、せっかくならチェッカーズ現役時代の言葉を引用していただきたかった。
個々の引用箇所も見てみると、①はダブルトラックに関すること、②は当時のバンドの状況について、③④⑤は曲出しとシングル化決定のいきさつに関することでした。うーん、いいんですよ、いいんですけど、当時の作曲・作詞においてどういう思いが現れていたのかとか何に影響を受けていたのかとかもっと大事なーチェッカーズのメンバーにしか語れない言葉を引用して考察していただきたかったです。レコーディング法とか選曲って近しいスタッフさんでもわかってたことだと思うし(あ、でもともすればスタッフ任せになりそうなことがメンバーによって行われていたことが明らかなのは本当に良いことではある)、音楽評論なのに音楽の制作背景ではなく制作過程にフォーカスした言葉を引用されていたのは勿体ないというか。そこらへんもっといろんな言葉を読んでいらっしゃるだろうになぜこのチョイス?って不思議に思いました。この引用だったら結局チェッカーズの音楽の本質ー彼らが提示したかった世界観の中心ってとこまでは掘り下げられないと思います。音楽制作の過程とジャンル分類やそこからリスナーが感じた印象にしか話を広げられないから、せっかく引用するのであればもっといろんな選択肢を検討して頂きたかったです。
全然余談ですがモクさんの本(私は読んでません)、文体が独特すぎん?笑 引用箇所でちらっと読んでびっくりした…ああいうタレント本の多くはゴーストライターが書いてるみたいな話ありますけど、、超読みづらいよ…笑(失礼)
疑問②チェッカーズは80年代のバンドだったのか?
私がスージーさんの本で1番引っかかったのは以下の一文。
大好きだったチェッカーズが80年代に閉じ込められていく。『運命』に関してー139P
ここ読んだときに、ああこの本は客観的音楽評論の服を着た私的なチェッカーズ像の再構築だと思いました。
なんというかその、まあ本のタイトルからして時代を語らないのは有り得ない話だしわかりやすい措置として話の軸を80年代にしぼってそこら辺の印象を濃く書かれているのかもしれませんが…。
『運命』に関しては、なかなか挑戦的な楽曲だったのは事実だと思います。でも、それは「80年代のバンド」であるチェッカーズが90年代当時の流行を取り入れたから違和感・挑戦している感があったのではない。チェッカーズがある程度固まってきたバンド像に自ら投げかけた疑問符とそれに対する回答から生まれた新しい扉だったはずです。楽曲や内的要因によって80年代に閉じ込められていったというよりは、異質な存在であった『運命』を借りてスージーさんご自身が、私的な’’私の・僕のチェッカーズ’’を80年代という枠組みにとどまらせようとした=80年代に閉じ込めたかった、という感じなのでしょう。
ファンの人の中には、80年代ノスタルジーのひとつとしてチェッカーズのことが好きって人もいるだろうし、チェッカーズ自体が好きかつその中でも特に80年代が好きって人もいると思う。そういう意味でチェッカーズは80年代のバンドだって主張も有りだと思います。
ただ、チェッカーズは80年代だけがその活動の全てだったか、って言われると決してそうではありません。90年代に出たアルバムOOPS!(8th)、I have a dream(9th)、Blue moon stone(10th)はいずれもチェッカーズにとって音楽面で新しい試みがなされたアルバムでしたし、解散という完結に向かって世界観の作り込みもより色濃くなった作品だったと私は思います。
売上など経済的な存在感では80年代が少し上かもしれません。しかし「流行として消費されるスター」を脱し、自分たちの音楽を手に入れた中期とその延長線にあり新しい''らしさ''の追求が行われた後期もチェッカーズの正史です。バンドの''らしさ''が最も高まったのはヒットスターの呪縛から解放されて演奏力も向上した後期だったと思います。
だから欲を言えば、80年代とそれ以降という時代区分とそれに付随する印象で語るのではなく、チェッカーズ正史における初期中期後期の時代区分で語って欲しかった。
そうすればもっと色んな人が満足できたんだろうと思います。
この辺りシングルだけ見てもわからんよね…仕方ない…。
あと個人的なことを書くと私は80年代に対して全く愛着がないです。生まれてないし、なんかよくわからんしさ笑 チェッカーズ好き~って言うと80年代の曲が好きなの?とか昭和歌謡が好きなの?って聞かれることも多々あるのですが、どっちもそんな興味ないんですよね…単にチェッカーズが好きってだけ笑。だから個人的にチェッカーズは80年代のアーティストって言われることに反発があるのかもしれないです。
疑問③この本の対象読者は誰か?
ヒットを生み出すためにはどんな商品でも絶対買ってくれるコアファンだけじゃなくて気に入れば買ってくれるライトファン予備軍の一般大衆を巻き込むのが大事、みたいなことを小室哲哉さんが仰っていたのですが、この考え方はどんな活動においても当てはまることだと思います。
今回の本のメインターゲットは、、一概には言えないしわかりづらいからフラストレーションもあるんですけど、有名な曲は知ってるけど…って層だったのかもしれません。そちらの方が数的には多いわけで本の売上に直結するんだろうなあという見方もできないことは無い。あんま良くわからんけど。
ただ、音楽徹底評論という触れ込みが事前にあったことが混乱を招いた感はあったと思います。そんな言葉使われたらコア層も読みたいな!って感じるだろうし、そういう期待も少なくなかったはず。でも、残念ながら内容としてはその期待にそうものでは無かった(音楽評論もありましたが徹底という程ではなかった)ために賛否両論だったかなあって感じ。
明確にライト層だけをターゲットにして入門書みたいな形で書かれた方がよかったのかもしれないですね…
とにかく、結局は「社会現象となったグループの意外な音楽性」語りという視点から抜け出せていないんじゃないか、という印象を受けました。その視点に嘘はないし確かにそうなんだけれども、多くのファンが想う・知っているのは「しっかりとした音楽性と世界観をもったバンドが初期において社会現象を起こした」ということなんですよね。初期の作品の中にチェッカーズの音楽性と世界観が十分に現れているかというとそうでも無いので、デビュー当初の社会現象の要因が完全にバンド固有の音楽性だったとは言いきれないんですけど。でもずっと寄り添ったファンが好きだったのは流行りもの・社会現象としてのチェッカーズじゃなくてチェッカーズというバンドだったのは間違いないことです。社会現象ありきじゃなくてバンドありき。
スージーさんは「強烈なファンではなかった」と本書P4で明記されてるので、そこら辺の認識がファンの方とは違うんでしょうね。同じ時代を知っている人の一視点として読む分には十分ではありますが。
でも冷静に考えてそんなにファンじゃなくても一冊書ける勇気と情熱ははすごい。仕事が出来る人ってなんに対してもやる気がある人なんだろうなと実感する就活生の日々なのでそういうとこ羨ましいです。
あと、あとがきにチェッカーズベストソングスとして12曲ピックアップされているなかで(シングル曲8曲・アルバム曲は4曲)、アルバム曲はいずれもチェッカーズのバンドとしての歩みを象徴するようなストーリー性を持った曲なのに一曲だけTOKYO CONNECTIONが選ばれているのが不思議でした。ユージさんのベースプレイが好きで…ってことかもしれませんが、GOあたりのサウンドメイキングについての感想も聞いてみたい。
ここまでいろいろと書いておいて申し訳ないですが、とても素敵だなと感じた点、好きだった点もあるので書いておきます。
素敵① 本の在り方とそれに対する皆さんの反応
2019年に出版される本としてのあり方は正解だったと思います。
というのも、有名人やマスメディアが発信することを一方的に受け取るだけの消費の仕方は失われつつあります。インターネット・SNS全盛期の今、受け取った情報に対して共感の気持ちや、私はこうだと思いますよという思いを発し拡散することは誰にだってできることになりました。言ってしまえば誰でも音楽評論家時代ですよね。いい時代ですよ、本当に。めんどくさいことも多いけど笑
だから完成度は置いておいて人にどう読まれるか、どう伝えるかが重要な今のご時世にはいい話題だったと思います。私はずーっとみんなのチェッカーズ論的なやつが読みたかったのでこの本に対する感想としてみなさんが当時のことも含め語ってくださってるのを読むのが凄く楽しかったです!
素敵②公平な量の解説
「チェッカーズの強烈なファンではなかった」スージーさんにしか「見えてこなかったものもある」という冒頭の言葉を実感したのが、初期の楽曲に関する解説部分。
芹澤さんや売野さんの言動も参照されておられたのはなるほどって思いました。
私はNANA以降のオリジナル期大好きっ子だから、こういうシングル全曲レビューをやったとしても初期の印象はかなり薄いものになると思うし、まじ郁弥の声超可愛いとか尚ちゃんのサックスイントロは痺れるし耳に残るとかめちゃくちゃ簡単なことしか言えないと思う笑 だからシングル全曲に対してほぼ差のない同量の文章を書くこと、チェッカーズがプロデュースされる側にいた時期のことをプロデュースを担う人達の言動も含めて語られていたことは割と距離があるところからの視点をお持ちの方にしかできないかな~と思いました。
あとコード進行やビートに関して、私は全く知識がないのでただ頷くだけでしたが笑、読んでわかった気になれました笑
それとインタビューパートは分量も内容もすこぶる良かったのでそこだけでも本当に読む価値はあるかと思います。ジョーク多すぎて本心が見えないマンであるマサハルさんにあそこまで語らせるの素直にすごいと思いました!私マサハルさんに会ってもなんも語れんと思う、一番手ごわそうだもん。
客観的考察と私的なバンドへの愛が詰まった良き本としてまとめたのですが、その評は変わりません。(ここでの客観的ってのはビートとかコード進行に対する考察について言えることです。)
受け取り方に関してだいぶリテラシーが必要ではあるし愛の形は人それぞれだろうけど、抵抗なければ読んでみる価値はとてもあると思っています。彼らの解散からとっくに25年以上の歳月が流れた2019年に出版されたこと自体とてもラッキーだったと思うし、これを機に色んなチェッカーズ像があぶり出されていく過程がとても面白くって、私はいい時期にファンになれたな!って思います。
全然関係ないですが、前回の記事マサハルさんにもRTされててびっくりしました。読んでくださったのかしら。
最後にーチェッカーズのファンの方へ。
ちょうどデビュー35周年のアニバーサリーイヤーということも相まってチェッカーズへの視点が増えてきていること、そしてそれをリアルタイムに読んで聞いてそうだよね~~とかうわーおそういう見方もあるのね~なーんて言えること、本当に幸せに思っています。チェッカーズは好きな人がいる限りずっと現役のバンドだって初めて書いた時、ちょっとだけ私のわがままな解釈と願いを込めて書かせてもらったんだけど、今それが紛れもない現実であることが本当に嬉しい。
あとちょっとスージーさんの本がいい意味でも悪い意味でも話題になっているこのタイミングでものすごく実感したのが、ファンの人も含めてチェッカーズだなあということ。
って書くとメンバーに申し訳ない部分もありますが笑、チェッカーズが解散した今現在において、メンバー本人にチェッカーズの話題を出すってちょっと躊躇うことだと思うんです。(私が小心者すぎるだけかも??笑)
もし私が''プロの''音楽ライターとかで享さんやフミヤさんにインタビューできるチャンスが与えられたとしても、ぶっちゃけ''今''のこと・最新の活動や作品について聞きたいって強く思うと思う。フミヤさんも尚ちゃんも享さんもユージさんも、今の音楽活動がとても魅力的だから。彼らは決して過去に生きる人じゃない。今、本当にこの今、新しい音楽を作り新しい言葉を紡ぐ人達です。だから私は今のことをとても知りたい。
じゃあ誰がチェッカーズを語るのか?って話なんですけど、それはきっとファンの人達だと思う。
もちろんメンバーが語ってくれるにこしたことはないですし私も読みたいとは思うんだけど(再三書くと、メンバーにインタビューなされたという部分ではスージーさんの本は素晴らしかった。本当に感謝です。あとめちゃくちゃ羨ましい)、別に彼らの言葉がなかったとしても、ファンの人が知っている事実とそれに関する考察だけでチェッカーズの存在意義と魅力の再構築は十分できるのでは~と思います。(謎の目線)
チェッカーズはすごくライブを重視していて、楽しみにしていて…というバンドでした。それは純粋に音楽を愛し音楽への憧れこそが活動の原点にあったから当然といえば当然なのですが、それよりもっとー藤井郁弥の言葉を借りれば、チェッカーズにとってのライブはファンも含めて「一緒に遊ぶ」場だったからだと私は思います。
チェッカーズは俺達が遊ぶからみんなも遊びに来てねってスタンスではなくて、''「一緒に」遊ぼうぜ!''を貫いたバンドだった。チェッカーズはそれだけファンのことを愛していたと思うしそれだけみんなの近くにいた人達でした。あ~~~~当時のファンの人羨ましい~~~~~
さらに素敵なことに、チェッカーズのファンの人ってちゃんとその愛に応えていました。喩えアイドルとしてのファーストインプレッションを持っていたとしても、入口が''なんか可愛い7人組''だったとしても、きちんと彼らの音楽を捉えてきたし、それを楽しんできたんだと思います。FINAL後半の愛と夢のFASCIST→it's alright→See you yesterday→90s.S.D.Rなんてゴッリゴリのアルバム曲三昧なのに超盛り上がってるからね笑 最後なのに売上的代表曲じゃなくてライブで映える格好良いチェッカーズソングが選曲されたことは何よりもファンへの感謝と信頼があっての事だと感じます。
そしてそのファンの方の思いは今でもバリバリにあるわけで、だから今回の本に関して賛否両論の論争があったのかなあと。このバンドとファンの関係すごく素敵じゃないですか?私はとても好きです。最高。
最後のライブでWe're the Checkers!ってみんなでコールアンドレスポンスするシーンがチェッカーズ10年間の1番のハイライトだと私は思います。そしてその言葉はきっと今でも残っているはず。最後にファンの人も含めてWe'reって言葉を使ったのは感謝と信頼と愛情と、''これからのチェッカーズ''をファンの人達に託したかったからなのでは、と思います。
チェッカーズは新しい曲を作るバンドとしてはもういないかもしれない、でも格好良くて最高な、ファン想いのバンドだったことを知り今もそれを言葉にできる人達がたくさんいる。ファンの人に託された''これからの''ーより正確に言えば''解散後のチェッカーズ''こそがもしかしたら藤井郁弥の言う「Periodの向こう」にある世界なのかもしれません。
いやー本当にどういう立場で書いてるんだろ~~って自分でも不思議なのですが笑、まあ所詮ファン歴5ヶ月ぐらいの人が言ってることなので笑って流して下さいね....笑
とにかくチェッカーズが語られ続けるバンドであること、それを実現させてくれるファンの人本当に素晴らしいし大好きって話。そういう関係が35年続くって相当すごいよ、って思ういたいけなファンでした。以上!
今回の文章めっちゃ最終回っぽくない??って感じだけどこれからも全然書くのでまたブログ遊びに来てください~!
チェッカーズの当時の思い出話とか音楽評論とか藤井フミヤの可愛さ・かっこよさとか唐突に色々送ってくださるのも大歓迎です…!私はなんでも読みたい病なので!(the 他力本願)
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